コンソルテ瀬田ブログ

2024年11月15日

有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の違いを詳しく解説

介護サービスを受けられる施設として共通点も多い「有料老人ホーム」と「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」は、施設によって特徴が異なります。

費用はどのくらい違うのか?サービス面ではどこが違うのか?など、有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の違いについて、詳しく解説いたします。

住宅型有料老人ホームの特徴

多くは民間企業が運営し、自立、要支援、要介護者の高齢者を受け入れている施設です
(施設によっては受け入れ幅が違います。例:要支援~要介護の方のみ受け入れ)

介護サービスが必要なときは、訪問介護や通所介護などの外部サービスを利用し介護を受けることができます。また有料老人ホーム内で入居された高齢者のお世話を行うスタッフを、常駐させている施設も多いです。
(この場合は介護保険外のサービスとなります)

最近では、介護付き有料老人ホームと同等のサービスを提供する住宅型有料老人ホームも増えたため、要介護度が重たくなっても生活を継続することができる施設もあります。ただ看護士の配置体制は施設によって違いますので、医療依存度が高いと入居できない場合もあり、入居後に医療依存度が上がれば退去せざるをえないこともありますので、事前に確認が必要となります。

 

メリット

  • 外部サービスを利用することができ、サービスを選択できる。
  • 介護付きと違い、必用なサービスのみ利用することが可能。
  • 外部サービスを利用するので、軽度の要介護状態に対応することが可能。

デメリット

  • 入居費用は、比較的高い。
  • 要介護度が高いと、介護サービス費用が割高になる。
  • 重度の方は、住み続けられない場合がある。

 

介護付き有料老人ホームの特徴

24時間365日介護職員がホームの中におり、その都度、幅広い介護サービスが受けられます。

介護付き有料老人ホームは、老人福祉法の定める介護サービスを必要な時に24時間いつでも受けられ、看護職員、機能訓練指導員、人員基準、居室の広さ、車イスでの移動が可能空間の確保など、職員の勤務体制や施設の設備などの基準を満たし、都道府県より「特定施設入居者生活介護」の指定を受けています。

そのため介護付有料老人ホームの特徴は、受け入れられる高齢者の要介護の幅と、提供するサービスの幅が極めて広く、看取りまで検討されている、または医療依存度が高い方などであれば、介護付有料老人ホームを中心に検討することをお勧めいたします。

※介護付有料老人ホームでも職員体制は違いますので、ホームのサービス内容をしっかりと確認することが重要です。

 

メリット

  • 24時間体制で、介護サービスを受けることができる。
  • 医療ケアに対応できる施設が多い。
  • 看取り対応できる施設が多い。
  • 重度の方でも、対応可能なホームが多い。
  • 月額利用料が安定している。(介護度により自己負担額が決まるため)

デメリット

  • 自立から入居できる施設が少ない。
  • サービス付き高齢者向け住宅より、費用が高くなる。

 

サービス付き高齢者向け住宅の特徴

自立した方や、比較的元気な高齢者を中心に受け入れている賃貸住宅。
またサービス付き高齢者向け住宅の特徴は、一般的な賃貸住宅よりも、より高齢者が住みやすく、借りやすいのが特徴です。

多くのサ高住ではバリアフリーや、生活支援サービスがついていたり、生活しやすい環境が整っております。ただし介護力の面では住宅型や介護付有料老人ホームより低く、介護度が上がると退去を勧められる可能性があります。

契約に関しては利用権方式ではなく、賃貸借方式で契約する施設が多く、介護が必要な場合は、住宅型有料老人ホームや在宅と一緒で、外部の訪問介護、訪問看護や通所介護を利用することができます。

有料老人ホームより一般的に利用料が低く抑えてあるのも特徴です。

 

メリット

  • 高齢者が契約しやすい賃貸住宅。
  • 入居金が無い(敷金などはある場合があります)
  • 高齢者が生活しやすい設備が整っている。(バリアフリー)
  • 介護認定が無い方でも、ご利用可能な施設が多い。
  • 自宅と同じく、比較的自由な生活を継続することが可能。
  • 外部サービスなので、利用した分のみ費用がかかる。

デメリット

  • 一般的な賃貸住宅に比べ、家賃が高い。
  • 重度の介護状態、または医療処置が必要になると、基本的には住み続けるのが困難な場合がある。
  • 施設によってサービスの差がある。
  • 有料老人ホームより、常駐スタッフの人数が少ない。

 

有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の違い

こちらで有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の違いを説明いたします。

 

介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅
施設の目的 介護が必要な高齢者が、
各種介護サービスを受けつつ生活すること
自立した高齢者や、介護度の高い高齢者が
生活支援を受けつつ暮らせること
介護保険と連携し、日常生活や介護に不安を抱く
「高齢単身または高齢夫婦のみ世帯」が、
住み慣れた地域で安心して暮らすこと
対象者 介護を必要とする高齢者 自立した高齢者、介護が必要な高齢者の
どちらも利用可
※ただし施設によって異なる
主に自立した高齢者。
または軽度の介護が必要な高齢者
費用の目安 入居一時金:0~数千万円
月額費用:15~35万円
入居一時金:0~数千万円
月額費用:12~40万円
敷金:数万~数百万円
月額費用:10~30万円
提供されるサービス 食事の準備や、食事・入浴・排泄といった
介護サービスのほか、リハビリや
レクリエーションも含むサービス
生活支援(掃除や買い物の代行)や
健康管理、食事の準備など
※ただし施設によって異なる
安否確認や生活相談、生活支援、食事の提供
(掃除や買い物代行、緊急通報など)

 

まとめ

ここまで有料老人ホームと、サービス付き高齢者向け住宅の違いについて解説してきましたが、
最後に有料老人ホームと、サービス付き高齢者向け住宅がどのような方にお勧めなのか説明いたします。

 

介護付き有料老人ホームがオススメな方

  • 介護が必要な方
  • 自立して毎日を過ごす事が困難な方

住宅型有料老人ホームがオススメな方

  • 要介護度が低く、比較的自立した生活が送れる方
  • 外部の介護サービスを利用したい方

サービス付き高齢者向け住宅がオススメな方

  • 生活に必要な支援サービスを適宜選択したい方
  • 要介護度が低く、自分のペースで自由な生活を送りたい方

 

高齢者が住むための施設という点では共通していますが、「有料老人ホーム」と「サービス付き高齢者向け住宅」にはそれぞれの特色があります。有料老人ホームは、食事の提供や介護などの支援サービスを備えた施設です。なお、提供されるサービス内容や設備は、有料老人ホームの種類(介護付き・住宅型)によって異なります。

一方、サービス付き高齢者向け住宅は、バリアフリー対応の賃貸住宅で、入居者が自由に生活できる点が特徴です。

どちらが向いているかは、高齢者の体調や生活スタイルによって異なるため、それぞれの施設の特徴を理解したうえで、より適切な施設を選ぶようにしましょう。

 

また介護付き有料老人ホームのコンソルテ瀬田では、現在ご入居者様を募集しております。
気になった方は、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。

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